個体差とスジボソへの期待… … …
こちらの記事を覗いていただきありがとうございます。
こんにちは。
今回もヤゴの話になりますが
今日はスジボソへの熱があるので
いつもよりウザい感じですがご了承ください…(汗)
現在のヤゴは亜終齢4匹/9齢1匹になります。
亜終齢になる前から気になっていた色の違いですが
最近は、より色がハッキリしてきました。
ギン亜終齢4匹の比較↓
まとめ(写真)↓
一番緑色のギンヤゴは腹も長くなり
終齢への脱皮が近いです。
それはまぁいいとして、違和感があります。
通常、緑の環境下に置かないかぎり
ギンヤゴは緑が強く出ないはずなんですが
1匹(一番大きな子)だけ明らかに
クロギンに近い緑になっています。
画像だと角度や明るさ具合が異なったりで
分かりにくいんですが、肉眼だとハッキリしていて
尚更スジボソギンヤンマへの期待感が出てしまいます。
後は逆に赤い子。
赤い子は通常タイプによく見られるギンヤゴで
あれが普通なはずなんです。
しかし、3匹は赤くなく薄い緑2、濃い1になっています。
飼育条件は同じで、餌も同じ。
緑色の場所には置いていませんし
割り箸の色もあり、透明や白い場所だと普通なら
黄色〜オレンジ色から赤が普通です。
後は…大きさも違和感。
赤い子は、緑達より小さめなんですが
緑個体は通常ギンより大きくて
その様な特徴は、正にクロスジギンヤンマに見られるので
まだ不正確ではありますが50%、50%で
スジボソは あり得るのではと思いました。
スジボソギンヤンマになる個体は
例え親が同じであっても、なるか…ならないか…
それはありえます。
時々、同じ親からの個体で複数スジボソになる場合も
あるみたいですが、大体撮影されるスジボソは
単独でしか撮影されません。
もしも安定して同一親から育ったヤゴが皆スジボソになるなら
もっと目撃されているはずなので、たとえ一から育て
どの同種個体とも交尾させない様にして
クロギンとギンだけで人工交配させても
必ず一般的なスジボソになる訳じゃなさそうです。
まずスジボソ率を高めるには
ノーマルギンヤンマ雌が他のノーマルギンヤンマ雄と
交尾せず基本クロギン雄とのみ交尾(推測)する必要がありますし
自然採集だと中々難易度高めです。
しかし5月頃なら、まだギン雄が成熟するかしないかの
瀬戸際で5月というと丁度クロギンが活発な時なので
春型ギンの雌が今回の様に卵を持っていたら
やはりかなりの期待ができますよ(笑)
上に書いた推測の話ですが
まぁ100%クロギンじゃなくても
例えば100中、ギン30%クロギン70%でもよくて
とにかくクロギンがギンを数%でも上回れば
腹がクロギンの様に黒く、胸部の筋が
黒くなる完璧なハイブリッド誕生な可能性があると思います。
と、沢山推測しても結局決めるのはヤゴ達なので
スジボソになるのかクロギンDNAは入っていても
よく見るギンになるのか……彼ら次第ではあります(^_^;)
個人的には羽化するスジボソ、若いスジボソを
写真に残したいので完璧なハイブリッドであってほしいと思ってます。
結局普通にギンだったとしても
トンボ達への愛の大きさは変わらないので大丈夫です。
まずは無事に羽化し、不全にならない様に
頑張ってもらわないといけないので
引き続き慎重に、そして大切に育てていきます!
オマケ(ギン類のヤゴ時の性別判断)過去の物↓
左が終齢抜け殻 雌、右が終齢抜け殻 雄で
上から表腹、腹裏、腹付け根裏です。
雌には腹裏の先端近くに産卵管がありますが
雄は平で何もありません。
雄は腹部付け根付近に副性器があるため
終齢になれば、ハッキリとそれらで見分ける事が可能になります。
もしもギンヤンマのヤゴを飼育している方が居ましたら
確認して見ると良いかもしれません(^^♪
今回はスジボソへの熱話に
最後までお付き合いいただきありがとうございますm(_ _)m