✦ むし ぶろぐ ✦

冬は多忙につき...基本は野外活動を、お休みしております。

リスアカネか交雑個体か 〜 他、また突然死のトンボと順調なヤゴなど 〜

※ 当ブログ全ての無断転載を禁止します ※
こちらの記事へ、ご訪問ありがとうございます。




皆様、おはようございます🌄



今回は、少し前に突然死してしまった....
コノシメトンボだと思っていたトンボの
標本撮影時に違和感を覚えたので
まずは、それを書こうと思います。




問題のトンボ標本⬇


一応、専門家でもあり師匠でもある方に
ヤゴの時同様に聞いてみました。


その前に、自分の考えを書きます。



まずこのトンボは、コノシメトンボでは無く
リスアカネというトンボに似ている事を知り..
色々とネットで検索をしてみました。


で、確かに見た目はリスアカネなので普通に..
初めて採集出来た事自体に、喜びを感じました。


自分の地域で、しかも都会の河川敷に
リスアカネなんて居るのか!と...
テンションも上がりましたしね(^^♪



しかし、よく見ると.....
リスアカネにしては模様が少し違っています。


胸部の部分、リスアカネは黒い模様が
繋がる個体は、ネット検索画像の数々を見ても
確認出来ず...その模様形状は..
丁度、コノシメトンボに似ている物でした。


個体差があるとはいえ、リスアカネに関しては
模様が固定されている様ですし。


腹部第7節〜10節にかけて出る黒い模様も
通常のリスアカネとは微妙に違っていて
少しだけですが、グニャッとした模様です。


腹部、尾の形状も....
比較した感じ、両者の中間に見えました。


全体的に見て、コノシメとリスアカネの
両者の特徴がモザイク状に出ている事から..
自分の見解?では....
全体がリスアカネ寄りの交雑種ではないか?と
考えた為、専門家にメッセージをした次第です。



で、返答の結果は....
雑種かどうかはDNA鑑定をすれば分かるが
現状、リスアカネの変異個体とするのが
ベストであり、交雑の可能性も..
否定は出来ない様な内容となりました。


なので、リスアカネの変異としつつも...
交雑種の可能性もまた、0ではない個体..
という事になりますね。


自分自身、DNA鑑定をする気はないので
正確には謎のままで終わりますが..
どう見てもリスアカネにしては
特徴が一致しきらない事等を考えると..
やはり雑種説を信じたいですね。


コノシメトンボ × リスアカネ......
名前を付けるなら何になるんですかね。


コノシメアカネでしょうか(笑)
名前にリスアカネ要素無いですが.......(^o^;)


いやー怪しい個体なら尚更、突然死が痛い💦
中々、上手くいきませんねぇ。


しかし、リスアカネ(仮)に....
いつの間にか出会えて嬉しかったです✨





飼育トンボ達(15日時点)⬇


15日時点では....


アキアカネ成熟雄→元気
ノシメトンボ老熟雄→元気
ギンヤンマ超老熟雄→めっちゃ元気
アオモンイトトンボ未成熟雌→元気


..です。


アキアカネは、まだ採集から日が浅いので
まだUVによる体色変化とかは不明ですね。


ノシメトンボの体色は...
前回から更に?赤みが増しております。


ギンヤンマは、採集時点で
羽化後20日レベルだった事を考えると
現在は、かなりの老熟ですが...
今も発色は良好で、今までのギンヤンマによる
発色良好レベルの中でも、ベストです。


アオモンイトトンボは、ちょっと複眼が
緑色に変化してきている段階です。



で、ブログを書いた時点である10/19では....

残念ながら、リスアカネに続き突然死しました。




リスアカネと同じ生息地で採集したのですが

残念な事に、こちらも力尽きました。


相変わらず突然死で、原因不明です(;´д`)

この前日も普通に餌を食べ、元気でしたからね。


あの場所採集の子だけが全滅したので...

何か関係があるのでしょうか?


それとも自分に悪い部分があったのか?

元気な姿を見ていただけに分かりません。


他の子達は何事もなく元気なので..(-_-;)


しかし今回、10日以上の飼育には成功した事と...

餌はフードでも問題無い事が分かったので

また丁度良い個体と遭遇する機会があればですが..

イトトンボは、リベンジしたいと思います。


次こそは体色変化実験も含め...

長生きさせられればと思います💐



自分が悪いかどうかに関わらず....

命を迎える以上、この様な形にした事は

心から、しっかり反省します🙇





さて....もう一つ....

実は公開していなかったトンボが居ます。





アキアカネ成熟若雌⬇


実は10/2にて、クロギンポイントで
出会い採集していました。


記事には採集した事を書いてません....
理由としては、かなり苦戦したからです。


この個体は、餌を心配になるくらい食べず...
最悪の場合、普通に元の場所への
リリースを考えていました。


ただリリースするにも、餌を与えないままでは
流石に酷いので、ローチの体液と自作の
栄養ジュースを吸わせての事を考えていました。


しかし、何やかんや粘った結果....
液体状の物しか食べてくれませんが..
レオパドライを、沢山食べる様になりました。


で、大分素直になり安定したので...
今回、公開する事としました。


なので、これからは..
この雌も体色変化を見ていきますので
よろしくお願いいたします🙇



基本、気難しい個体は飼育対象にしませんが..
これに関しては粘り勝ちでしょうか?


とりあえず....

長生きしてくれると嬉しいのですが!





最後にヤゴの成長 (個別飼育開始からの全て)⬇

亜終齢幼虫⬇

終齢幼虫⬇


10/16には、幼虫期最後である...
終齢幼虫へ脱皮をしました。


性別は終齢時に改めて確認後、雌と判明!

雌は個人的に嬉しいです。


さて.....

今まで飼育してきたギンヤゴの雌は
黄色〜赤褐色で色が固定だったので...
若干雄みたいな緑色の雌は初めてです。


で、まだ専門の方との やり取りをしていますが
現段階でも一部、怪しいらしいので....
まだ雑種の姿での羽化があったりするのかなと。


しかも雌での雑種姿なら...
スジボソギンヤンマの雌って事になるので
念願の!って事にもなりますし。


まぁでも、結局は羽化&飼育が上手くいけば
何でも良いですが(;・∀・)


今回の最大の目的は、ギン成虫の1からの...
UVライト下での体色変化実験なので!


で、このままのペースだと
屋外の暖かさもあり、室内も暖かい影響で...
今年羽化すると思うので困りましたね(^_^;)


来年の楽しみにしたかったのが
正直なところ...本音なんですが💦


とりあえず、今年羽化するならするで
しっかり成功してくれればと思います!







こちらの記事を最後まで...
見てくださり、ありがとうございました🐞

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