✦ 昆虫&爬虫ブログ ✦

夏は昆虫(主にトンボ)の観察や採集&飼育状況、冬は基本冬眠〜たまに何かを不定期にupします。

体色変化の発見と実験に向けて……

こちらの記事を覗いていただきありがとうございます。




こんにちは。


最近は連続upで申し訳ないですm(_ _;)m



今回は、トンボの体色変化について
調べていたら新たな発見があったので、変化の仕様と
変化の実験をしてみよう…という回です。


トンボの事を熱心に研究した研究者様には感謝ですm(_ _)m




では早速……
とりあえず、まずはイラストで……↓


ちょっと分かりにくいかもです(´・ω・`)


今までは自宅内飼育による色落ちは
老個体になったり雄はライバルが居ないからだと思っていました。


まぁそれはそれで間違いでは無さそうで
老熟すれば多少色褪せるのは確かでしょう。
ライバル関係も何か関係はありそうですし。


問題は羽化させた個体は若いのに、青みや緑具合が
自然採集の個体とは明らかに違い
自宅内飼育の個体は青みは広がらず、緑も鮮やかにはなりません。


トンボの体色問題は、ずっと気になっていた事なので
今回は羽化するギンヤンマを1匹だけ野外飼育にしようと思います。


と言っても、対象は雄で、雌はあまり関係無い?様です。



ではでは…何故、紫外線が関係あるのかですが
トンボの雄は太陽光が直で長時間当たる様な行動……
(縄張りを見張る為に池等を周回する)と
体の細胞が紫外線ダメージを防ぐ為に
体にコーティングを行う様です。


そのコーティングが、正になんです。


つまり、直射日光を受ける時間が長ければ長い程
色が発達し、濃くなっていきます。


人間で例えるなら…日焼け……とは違いますが
そんなイメージです(笑)



ギンヤンマの場合、開けた池を何回も周回し
縄張りを守っています。


すると当然、太陽光に晒される時間は長いので
あの綺麗な緑色と青みが細胞防御の為、発達し
日焼け止めクリームの様なコーティングをします。


通常青くならない腹部の部分まで青くなる個体は
それだけ太陽光ガンガンに浴びた…という事なのか…?
謎は、まだまだ多いです。



さて、次に雌を考えてみます。


雄は体全体にコーティングをしますが
雌は腹の裏側にしかコーティングがされません。


その為、自宅内飼育でも大して色褪せが見られないのかも……
そう考えたんですが、明らかに雌も色褪せるんですよね(^_^;)


確かに雄よりは色褪せのスピードが遅いですが
老個体まで、なるべく色褪せは防げるなら防いで
健康的な綺麗な色で生きてほしいです(^^ゞ


雌の中でもギンヤンマ等には、雄同色型が居ます。
それは雄仕様なのでしょうか…だとしたら
青みが広がるのも納得いきますが……。


後はトンボ科だと……
ショウジョウトンボ雄…あれは成熟時真っ赤ですよね。
あれは紫外線が、たっぷり注がれたからって事かぁ。


複眼も関係している様なので
紫外線を当て続ければ、いつも外で見る姿になるのかな?


まぁ……
とりあえず実験あるのみですが(笑)
当て過ぎで殺さない様に注意しなくては!




オマケ(ブログ初期頃に採集した黒腹型ギンヤンマ雄)不鮮明↓


このギンヤンマは腹がクロギンの様に黒化した個体です。
スジボソとはまた違う感じで、この様にバリエーション豊富な為
ギンヤンマ採集や観察はやめられません(笑)


当然、ギン以外もですが…(;・∀・)






こちらの記事を最後まで見ていただきありがとうございます。

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